はじめに
前回の記事では、Gitの基本的な使い方とChatGPTを活用したコマンド操作を紹介しました。
今回はその続きとして、「GitHub(ギットハブ)」の使い方を解説します。
GitHubという名前はよく聞くけれど、
- なにができるの?
- Gitと何が違うの?
- 難しそう…
と感じている方も多いのではないでしょうか。
でも安心してください。
ChatGPTをうまく使えば、GitHubの使い方も楽に覚えることができます!
この記事では、GitHubの基本からコードの公開手順までを、ChatGPTと一緒に学んでいきましょう。
GitとGitHubの違いって?
まず混同しがちな「Git」と「GitHub」の違いをサクッと整理しましょう。
項目 | Git | GitHub |
---|---|---|
役割 | バージョン管理ツール | コード共有・管理のWebサービス |
保存場所 | 自分のPCローカル | クラウド上(GitHubのサーバー) |
目的 | コードの履歴を残す | チーム開発・公開・レビューなど |
ざっくり言うと…
Git = ノート
GitHub = クラウド上にそのノートを共有・保存できる棚
というイメージです。
つまり、Gitを使ってローカルでコードを管理し、GitHubにアップロードすることで、他人と共有したり、どこからでもアクセスしたりできるようになります。
GitHubアカウントを作ろう(手順ガイド)
まずはGitHubを使う準備として、アカウントを作成しましょう。
手順:
- GitHub公式サイト にアクセス
- 「Sign up(サインアップ)」をクリック
- ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力
- メール認証を完了
- 簡単なアンケート(開発経験など)に答えて登録完了!
GitHubは完全無料で始められるので、安心して使えます。
ChatGPTでGitHubの使い方を聞いてみよう
アカウントができたら、ChatGPTを頼って操作を学んでみましょう。
プロンプト例:
GitHubに新しいリポジトリを作成して、ローカルのコードをアップロードする方法を教えてください。
ChatGPTの回答イメージ:
- GitHub上で新しいリポジトリを作成
- ローカルでGitリポジトリを作成または存在するものを使う
- ターミナルで以下を実行:
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git
git branch -M main
git push -u origin main
- GitHub上でアップロードされたコードが確認できる
実際にGitHubでコードを公開してみよう(実例)
以下の手順で、ローカルのコードをGitHubに公開してみましょう。
ステップ1:GitHubで新しいリポジトリを作成
- GitHubにログイン
- 右上「+」→「New repository」
- リポジトリ名を入力(例:my-first-repo)
- Public/Private を選択(初めてならPublicでOK)
- 「Create repository」をクリック
ステップ2:ローカルのGitプロジェクトと連携
git remote add origin https://github.com/あなたのユーザー名/my-first-repo.git
git branch -M main
git push -u origin main
これで、ローカルのコードがGitHubにアップされ、ブラウザから誰でも見られるようになります(Publicの場合)。
READMEや.gitignoreもChatGPTでサクッと作成
例:プロンプト
自分のPythonプロジェクト用のREADME.mdを作ってください。
ChatGPTが以下のようなテンプレを生成してくれます:
# My Python Project
## 概要
このプロジェクトは○○を実現するPythonアプリケーションです。
## 使い方
1. `pip install -r requirements.txt`
2. `python main.py`
同様に.gitignore
ファイルも以下のように生成可能:
__pycache__/
*.pyc
.env
これだけでも、GitHub上のリポジトリの完成度がグッと上がります!
ChatGPTでGitHubのトラブルも解決!
GitHubを使っていると、こんなエラーに出会うことがあります:
ERROR: Repository not found.
fatal: Authentication failed
これらもChatGPTに貼り付けて、こう聞いてみましょう:
このGitHubのエラーを直したいです。原因と対処法を教えてください。
すると、考えられる原因・解決方法をいくつも提示してくれます。
英語のエラーメッセージを日本語で解説してくれるのも、ChatGPTの大きな魅力です。
まとめ
GitHubは一見すると難しそうに見えますが、ChatGPTがいれば迷わず進めることができます。
コードの公開、READMEの作成、エラー対応…どれもAIと一緒なら効率よく、そして安心して取り組めます。
まずは自分のコードを1つ、GitHubにアップしてみましょう。
そして次のステップとして、ブランチやPull Requestを使ったチーム開発にも挑戦してみてください!
📌 次回予告:
ChatGPTで学ぶ「GitHubのブランチ操作とPull Request入門」
チーム開発での役立ち方を体験してみよう!